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木曜:Music&Books

自分時間を楽しむための音&本
自分時間を楽しむための重要なツールである音楽と本。それは、新たなイマジネーションや知識を与えてくれる。「SENSE」な方々がチョイスする作品に、あなたも触れてみてはいかがだろうか。

SENSE 副編集長 長谷川 茂雄

No.001
SENSE 副編集長

長谷川 茂雄

THE POSITIVE FORCE『ORACY』
MONGO SANTAMARIA『Mongo’70』
『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢』(太田出版)
『底抜け合衆国』(洋泉社)
『<映画の見方>がわかる本』(洋泉社)
/すべて町山智浩 著

プチ地方に引っ越してから早一年。聴く音楽は、なんとなく“アフロ・グルーヴ”な傾向が強まっているような気がします。要はケミカルな質感よりも“ネイチャー”な響きがマッチするのです。そこでおすすめの2枚! ザ・ポジティブ・フォースは、デトロイトで生まれた大所帯のグルーヴ集団。確かナイジェリア出身の連中で、作品として残っているはこれ1枚だけです。待望の再発、’77年作品。ちょっとジャジーで厳かなレア・グルーヴ!
問答無用に気持ちが良いです。そしてモンゴ・サンタマリアは著名なパーカッショニスト。
確かモス・デフやコモンなんかとも共演したことがあったと思うのでヒップホップ好きの方も知っているのでは? こちらは’70年に発売されたものの再発。彼は元々キューバ生まれですが、ラテンの血とアフロビート、さらにジャズファンクが加わったような、ナイスな音世界を展開しております。どちらも夕暮れ時にビールでも片手に楽しんでみてはいかがでしょうか? 夏は、レゲエもいいけどアフロもね!
THE POSITIVE FORCE『ORACY』 / MONGO SANTAMARIA『Mongo’70』
さて、打って変わって最近おすすめの本ですが、コラムニストであり映画評論家でもある
町山智浩氏の著書をクローズアップしました。ユルい文体、驚くべき知識、サブなカルチャーと政治、宗教などを網羅した見識。かなり面白いです。『キャプテン・アメリカ~』、
『底抜け~』は、現在アメリカ在住の彼が目の当たりにした現実をコラム集としてまとめたもの。人種問題、宗教関連から伝統、著作権、スキャンダルetc.と、驚くべき現実と、けれど憎めないアメリカ人の本質が見え隠れします。ブッシュ政権に対する切り口もかなり鋭く、マイケル・ムーアの映画も再認識させてくれます。『映画の見方~』は、町山氏ならではの取材力と知識がふんだんに注ぎ込まれた名著。こちらは’60年代~’70年代のいわゆるニューシネマを中心にその解釈を展開したもので、映画好きならずとも思わず唸ってしまう内容です。『時計じかけのオレンジ』、『タクシードライバー』、『猿の惑星』、『地獄の黙示録』といった歴史的な作品に隠されたビハインドストーリー。当時の映画会社の実状や脚本家の人生、人種問題、撮影現場の秘話など、必読です。
『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢』(太田出版) / 『底抜け合衆国』(洋泉社) / 『<映画の見方>がわかる本』(洋泉社) すべて町山智浩 著

BY: SHIGEO HASEGAWA | CATEGORY: THURSDAY | DATE: 2009.07.02 - 12:00PM

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